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なぜ遺言書が必要なのか? 2

なぜ遺言書が必要なのか? 2

 

前回の「なぜ遺言書が必要なのか」に続き、「なぜ遺言書が必要なのか2」を記載します。

現在、60歳以上の方々で、遺言書を作ろうとしている人はあまりいないのではないでしょうか。今生きていてまだ体力もあり、毎日の生活が楽しく、不便さがない方も多いと思います。

そうですよね。今自分が亡くなるとは誰も考えませんよね。年齢がいくつの方でも。

ただし、60歳以上の方々は特にそろそろ自分が亡くなるかもしれないと、心のどこかに刻んでおかなければならないと思います。人生100年時代と言われますが、気力・体力とも元気でいられるのはそう長くはありません。

病気で入院するかもしれません。認知症になる可能も大いにあります。

災害で命を落とすかもしれません。

いつ自分が元気でいられなくなるか、自分が亡くなってしまうか、誰も分からないからです。

 

今、遺言書を作ることはハードルが高そうだなと思う方は、自分の相続人がだれかを調べ、自分の財産がどの位あるのか、その財産を誰に残そうかをイメージしてもよいかもしれません。また、それを何かに書き写してもよいかもしれません。

遺言書を作る前に、自分の相続する人を表した「相続関係説明図」、自分の財産を表した「財産目録」を行政書士に頼んでみるのもよいかもしれません。

 

いずれにしても、早いうちに今後のことを考えておいたほうが良いでしょう。

ある方は、「生まれてくるのも死ぬのも一人ではできない」と言っていました。その通りだと思います。

自分は最後に一人で死にますが、死ぬまで家族のお世話になり、病院のお世話になり、葬儀社・お寺のお世話にならなくてはならないのです。

 

まだ生きているのに縁起が悪い、遺言を残すにはまだ早い、とお考えはありますが、

ご家族のために、一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

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