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9.152021
自動車ナンバーの取付け「封印」
自動車ナンバーの取付け(封印作業)
自動車車庫証明とナンバー変更登録届
先日、あるお客様のご依頼で、引っ越しによる自動車車庫証明書発行とナンバー変更の登録に警察署、運輸支局に行って参りました。
警察署と聞くと「警察24時!」など犯罪者を取り締まる怖い所というイメージがありますが、車庫証明でおじゃました警察署窓口での担当者はもちろん警察官の制服は着ていますが、対応は普通の役所と変わらない感じでした。手続きで分からないことは丁寧に教えてくれました。
次に、車庫証明書が発行され、運輸支局へ行くと、広い敷地に「ナンバー登録」をする自動車会社関係者と思われる方、バイクにナンバーを取付ける学生さん風の方、個人でナンバーを取り付けにきたと思われる高級スポーツ外車F~リ、P~シェがおりました。
所定の変更届を出すと、「そとにドライバーがあるので、自分でナンバーを外してください! 後ろの封印を破って。」と言われ、<自分でやるんかい!!>と。素人イメージは、専任官が書類を確認しながら取り外し・取り付け作業をしてくれるものと思っていました。浅はかでした。アルミ製の<封印>をドライバーなどで破ってナンバーを外す作業は初めての方は少し難しい作業かなと思います。イメージは小さい缶を開けるような感じ。作業中、ドライバーなどで車体にキズをつけたりする場合もあるので注意しましょう。
ナンバー<封印>
旧ナンバーを窓口に持っていき、新しいナンバーをもらい、もちろん自分で取り付けし、ひとまず完了。最後に、専任官が、ナンバー・車台番号を確認し、アルミキャップの「封印」をして完了です。これで、変更ナンバー取り付け作業は終了となります。所要時間は事務手続を含め約40分程度。段取りが分かれば、たぶんトータル20分程度で可能でしょう。
ちなみに封印とは、ナンバープレートを固定するボルト上に被せるアルミ製のキャップ状のもので、東京は「東」、千葉は「千」などが押されています。取り付け位置は車両後部のナンバープレートの左側と定められています。自動車がナンバープレートを発行する運輸支局によって登録され、検査を受けた後、ナンバープレートを取得したという証明となります。ちなみに運輸支局に登録手続きのない軽自動車のナンバープレートには封印がありません。
行政書士で、この封印作業を代行することができる資格があります。きっちり研修を受けた行政書士でなければ資格は取れません。資格をもった行政書士は、陸運支局へ行かなくとも自動車がある場所へ出張しそこで封印作業ができます。
自動車ディーラーさんとは違い、一般の方は陸運局などに行き、ナンバーの取り外し取り付け作業の機会もないでしょうから、よい経験となりました。