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実るほど頭を垂れる稲穂かな

実るほど頭を垂れる稲穂かな

 

先日の日曜日放送の大河ドラマをご覧になっている方も多いことでしょう。某日本放送協会の大河ドラマ「青天を衝け」(10月3日放送分)で、主人公の渋沢栄一は百姓出身の幕臣であったが、才能を認められ新政府の命で仕官することになった。

各省の垣根を超えた特命チーム“改正掛(かいせいがかり)”を立ち上げ、租税の改正、貨幣や郵便制度の確立など、新たな国づくりのためまい進するというストーリーですが、明治政府内でその才能でドンドン新しいことを進め、政府高官となります。

 

そこに、故郷から父母が訪れますが、あまりにも偉くなった栄一を見た父は栄一を「殿様」と呼び、自分の息子でありながら、身分差を感じ距離を置こうとします。江戸から変わった「東京」での新しい生活で屋敷や着る服もよくなっていき、周りもそのような目でみるようになります。(あくまでドラマのストーリーです。)

立場が変わると、周囲の人間は、自分では思ってもいなくともその人の本質ではなく、仕事・役職などの外見をみてくるのでしょう。中には、その立場に甘んじて自分が偉くなったと勘違いしている人も多いです。ことわざで「実るほど頭を垂れる稲穂かな」というものがありますが、

この時期、田んぼに黄金色の稲穂が垂れている風景をよく目にします。自分もそのような人間になりたいものです。(宮沢賢治風に。(笑))

    

 

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